エアレーションが色々と問題になっていますが


例えば、エアレーションをかけていると、油の幕が空気によって丸く固まっていき、

テニスボールのような球を作ります。始めは、ふかふかしているボールが何度も空気の

流れによって転がると、その内には完全に中に芯のある油の玉になり、グリストラップ

の槽内に数多く浮いてきます。こうなると、ボールは潰すことも出来ずころころと

水面を漂い、最悪の場合は排水管の中にスポンと入ってしまう事もあります。そうなると

完全に排水管は閉塞して、逆流やグリストラップの吹き上げに繋がってくるわけです。

エアレーションは悪臭防止に役立ちますが、まめに、バキュームをしなければ大変な事に成ります。

今回弊社が清掃したグリストラップは、エアレーションを外して頂き、石鹸化工法のみで清掃させて

頂きました。1か月後の様子をお確かめください。

 

ご依頼頂いた際の、グリストラップの様子です。本来、エアレーションは臭いを軽減し、バクテリアの育成に役立ちます。しかし逆に欠点として、エアーの流れにより、どんどんとオイルボールが作られていきます。当然、空気で槽内を撹拌していきますから、排水には油分も流れ込んでしまい良くない結果となります。

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エアレーションを外し、石鹸化工法により、槽内の油分を利用して石鹸化した後に、その石鹸水を利用して、隅々まで清掃作業を行いました。グリストラップはかなり綺麗です。

清掃後の様子は、下の写真のように残渣物も、汚泥もない状態にしてあります。悪臭もなく油分が固着する事も減ります。

DSCN7278

石鹸化工法による清掃を行い1か月が経過した、グリストラップ槽内の様子です。

水面には油分が薄く溜まってはおりますが、排水部分は完全に水だけの状況にありますから、排水口に油分が流れ込むことなく、グリストラップの目的は正常化しています。

DSCN4409

 

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